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ヒコーキと知の巨人 佐貫亦男評伝

ヒコーキと知の巨人 佐貫亦男評伝

ヒコーキと知の巨人 佐貫亦男評伝
ヒコーキと知の巨人 佐貫亦男評伝
商品コード 4910064354
価格 2,750 円

佐貫亦男先生は、「一九〇八年一月一日に秋田県横手市に生まれ、旧制横手中学(現県立横手高等学校)から旧制仙台第二高校をへて、一九三一年東京大学工学部航空学科を卒業、日本樂器製造(現ヤマハ)でプロペラ設計に従事、戦後気象庁に勤務した後、東大航空学科教授、日本大学教授となる。第二次世界大戦中のドイツに派遣され、可変ピッチプロペラの技術導入を担当、大戦中のドイツを民間人の立場から観察した著作は貴重であり、道具を通した比較文化論が特に優れている。ドイツカメラの愛好家としても知られ、著作は専門の航空工学からロケット工学、生物学、ヨーロッパアルプスの山歩きにまで及んでいる。一九九七年六月二八日没」、これが一般的な佐貫亦男先生の略歴で、日本の航空技術者、航空宇宙評論家、作家、エッセイストと続く。

出版社からのコメント
佐貫亦男先生は、いわば、世界の航空機の発達の歴史、日本の航空機の発達の歴史と共に生きた人生であり、航空機後進国であった日本で、全体の工業生産レベルが低いのに、航空機産業だけが突出して、ゼロ戦を生むまでに急成長したかも解る。また、先生は好奇心の塊のようなところがあり、人類だけがその生存の必須条件ではない「飛ぶ」ことに挑戦したか、鳥やチョウがいかに素晴らしい飛行家であるかなど生物学的な考察、民族の発想法の違いの深い考察など興味は尽きない。先生が幼少期から病弱で、重度の結核を患ったことが、人生の重い前提としてあり、ホンダの本田宗一郎、作家新田次郎と親交が深く、ロケット先駆者フォン・ブラウンに深く傾倒し、ドイツをカメラ以上に愛したこと、日本の宇宙開発の人材育成に貢献したことをこの評伝から理解頂けるとありがたい。

著者について
山中 邦夫(やまなか くにお) 1943年2月11日茨城県日立市生まれ。 戦後山口県下松市に移り、高校1年までを過ごす。 都立小山台高卒、1966年東京大学工学部航空学科卒。 1968年同修士卒。大学院修士では佐貫研究室に属し、現代制御理論を学ぶ。同年4月 日立製作所に入社。 制御用計算機システム(主にFA/CIM分野)の設計に 従事。産業機器事業部長、関連会社役員。

山中 邦夫 (著)

出版社 : 万代宝書房; B6版 (2020/12/28)
発売日 : 2020/12/28
言語 : 日本語
単行本 : 293ページ
ISBN-10 : 4910064354
ISBN-13 : 978-4910064352

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